丸川珠代議員が選択的夫婦別姓制度導入に反対されていること、圧力とも受け取れる文書を埼玉県議会に連名で送っていたことが報道されました。
圧力をかけたことが大きな問題ですが、丸川珠代議員が旧姓で活動されていることに疑問を抱きませんか?
丸川珠代議員は結婚しているので、戸籍上の本名は大塚珠代です。(夫は同じ自民党議員の大塚拓議員)
しかし、通称は旧姓のまま。
「大塚」ではなく「丸川」珠代の名前で議員活動をされています。
選択的夫婦別姓制度導入に反対しながらも、丸川珠代議員自身は旧姓を通称としているのはなぜでしょうか?
選択的夫婦別姓制度導入に反対している議員が作成した文書を見ると、反対理由は「子供」に関係しているようです。
丸川珠代は選択的夫婦別姓反対
丸川珠代議員含む自民党50名の連名で、埼玉県議会議長宛てに「選択的夫婦別姓制度導入の反対を求める」書状を送っていました。
夫婦別姓「賛同しないで」 丸川担当相が連名、自民有志が地方議会に要望書
自民党の国会議員有志が地方議員に対し、選択的夫婦別姓制度導入に賛同する意見書を地方議会で採択しないよう求める文書を送り、丸川珠代担当相も、名を連ねていたことが分かったhttps://t.co/oRXSrWECpM
— 東京新聞編集局 (@tokyonewsroom) February 24, 2021
丸川珠代議員は、『選択的夫婦別姓制度導入に反対』なのですね。
丸川珠代は男女共同参画担当大臣で女性活躍担当大臣
丸川珠代議員は女性の活躍推進を担当する大臣でありながら、夫婦別姓に反対する行動に、「大臣不適格では?」との声もあります。
これについて丸川珠代議員は、「個人の信念と大臣の職務は別」との考えを示していました。
書状の内容に賛同したことを「私個人の信念」として認めた。
一方で、「今、私は政府の中で、男女共同参画を推進する立場にある」とも回答。
「私の考えは脇に置いてでも、日本が国際社会から理解を得て五輪を実現するために必要なことは、力を全て尽くしてやる」と述べた。
自身の主張は抑え、閣僚としての職責を優先するとの考えを示した形だ。
引用元:朝日新聞デジタル
男女共同参画を進めると言いながら、選択的夫婦別姓に反対とはどういうことか。ジェンダー平等を謳うオリンピック、パラリンピックを担当する五輪担当大臣として適格とは思えない。
丸川担当相、夫婦別姓反対の書状に名前 「個人の信念」:朝日新聞デジタル https://t.co/vACWtRlZfc
— 福島みずほ (@mizuhofukushima) February 25, 2021
国連からも夫婦同姓の廃止勧告
2003年には国連からも、「強制的夫婦同姓の制度は差別的」だと言われています。
再三勧告もされています。
参考先:style.nikkei.com
丸川珠代の旧姓が通称はなぜ?
丸川珠代議員の本名は、大塚珠代です。
しかし、旧姓の「丸川」珠代を通称としているのはなぜでしょうか?
結婚して戸籍名が「大塚珠代」に変わっても旧姓の「丸川珠代」で政治活動を続けているのに「選択制夫婦別姓に反対」って、どんだけバカなの?それならまずは自分が戸籍名に変えて政治活動してから言えよって話。
— きっこ (@kikko_no_blog) February 25, 2021
ご本人から明確な理由の公言はありませんが、世間のアンケート結果を基に理由を推察しました。
世間一般でも旧姓で仕事している人は約3割いるそうです。
以下の「旧姓を通称としている理由」を基にすると、丸川珠代議員含む議員が旧姓を通称としている理由は「仕事関係者・後援者が呼び慣れている」ためと推察しました。
選挙の時こそ、名前を間違いなく覚えてもらうことが大事ですからね。
世間では旧姓のまま活動が約3割
世間では、結婚して戸籍上の姓は変わっても通称は旧姓のままの女性もいます。
2015年のアンケート調査結果ですが、30代が一番多く旧姓を通称としていました。
旧姓を通称としている理由
単純に名字を変えたくなかった | 42.6% |
仕事関係者が呼び慣れている | 40.4% |
新姓にして仕事関係者に説明するのが面倒 | 28.9% |
(2015年アンケート)
引用元:style.nikkei.com
丸川珠代が別姓反対なのは子供が理由?こじつけ?
埼玉県議会議長宛てに送った書状内容には夫婦別姓反対理由が書いてあります。
全文はこちら→東京新聞web
夫婦別姓反対理由
反対理由の一つとして「子供の氏の安定性が損なわれる可能性がある」を挙げています。
ファクトには【夫婦の名字が違うと、「子供にとって好ましくない影響があると思う」=62.6%】を挙げています。
夫婦別姓または親子別姓で問題があるのか?
「夫婦の姓が違う。親子別姓であると問題があるのか?」と疑問がわきますが、現状問題がありません。
そのことを考えるのに、こちらの記事がとても参考になりました。
参考元:
国際結婚なので夫婦別姓ですが、特にデメリットは今のところ全く無い。むしろ面倒な手続きが省けるので合理的に考えてメリットの方が圧倒的に大きいんだが。
夫婦別姓に反対する奴は精神論しか語ってないけど、賛成派を説得できる具体的なメリットを挙げてくれよ。#夫婦別姓 #ETV特集 #亀井静香— けんこ (@10bT5UHvms7x8kj) February 18, 2021
世間の声
選択的夫婦別姓反対
NEWS 23を見て、夫婦別姓には反対である。夫婦別姓の戸籍には、一つの戸籍に夫の姓、妻の姓という二つの姓が存在することになる。一戸籍ニ氏になる。子供は両親のどちらかと異なる姓となる。その家族は、共通の姓、すなわち家族の呼称、ファミリーネームを持たないことになる。選択でも反対である。
— 渡部篤 (@watanabeatushi) February 25, 2021
選択的夫婦別姓賛成
私は選択的夫婦別姓賛成派なのですが、それ以上に「プロポーズやらなんやら、なぜ結婚やその関連の物事は男側の勝手なタイミングで勝手に決断され、女はそのタイミングでライフステージを変えざるを得ないのか、なぜ女側でもそれを当然視するのか」と、子供の頃からずっと腑に落ちなかったんですよね。
— my (@my_my_me_mine) January 2, 2021
個人的には夫婦別姓は本当に実現してほしい。子供視点で。今は両親の姓が違う=離婚してるとバレバレ。別姓が実現すれば「別姓なだけかな」と思われて辛さがなくなる。
あと必然的に秘密の質問「母親の旧姓は?」が消える。あれ離婚して母の旧姓にすると本名という公開情報になるんで脆弱性がすごい。— ゐろは (@wiroha) February 15, 2021