松本潤さんは、嵐のコンサートで演出や構成を担当、後輩にも演出について指導していることで知られています。
松本潤さん考案の演出の一部は、他ジャニーズアーティストのライブにも採用され、評価されている面もある一方、嵐ファンの一部からは「松本潤さんの演出が嫌い」「演出から離れてほしい」という声も聞こえます。
今回この記事では、松本潤さんの演出への評価について、好意的な意見と批判的な意見の両方をまとめました。
尚、本記事の一部は現在SNSやネット上で意見されているものをまとめたものであることを予めご了承ください。
また、2020年12月21日に「newszero」内で放送された、演出について語っている松本潤さんと櫻井翔さんの翔潤対談全文も紹介します。
演出への意気込み、メンバーの演出・松本潤への評価が読み取れますので是非ご覧ください。
まとめた内容はこちら
- 松本潤の演出はどんな内容?
- 松本潤の演出が嫌いな理由3つ
- 松本潤の演出への好意的な意見
- 松本潤と櫻井翔の対談「演出について」
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松本潤の演出はどんな内容?
松本潤さんは嵐のコンサートの総合演出家として、セトリ(曲リスト)、ステージ構成、照明、衣装等を担当しています。
松本潤さん発案の演出と構成の代表的なものをご紹介します。
松本潤発案の演出と構成
- ムービングステージ
- 巨大モニター
- 天井から吊るされたスピーカーをモニター上段に設置
- プロジェクションマッピング
- 自動制御のペンライト演出
- MJウォーク(天井を逆さまに歩く)
- 振付をファンに覚えてもらう宿題を出した
- MCを入れずにひたすら歌って踊る
- マンネリ化しないようメンバーそれぞれにコーナーを持たせる
代表的なもので見ると、舞台装置などハード面での演出に力を入れているようですね。
巨大モニターが導入されたことで、ステージから遠い客席のファンもメンバーの姿が見やすくなりました。
松本潤さんは、コンサートリハーサルでは自分の代役を立て、全体を見渡して細部まで確認しているそうです。その結果、ハード面の手直しがされたのですね。
ムービングステージと巨大モニターは、他ジャニーズアーティストも採用されていますので、高評価であったことがわかります。
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松本潤の演出が嫌いな理由3つ
嫌いと言われる理由、批判的な理由をまとめると大きく3つでした。
- 嵐メンバーをより魅力的に見せることよりも技術にこだわった演出で、ファン目線になっていない
- 松本潤が目立つシーンが多く、他メンバーのパート、(映像化作品では)映るシーンが少ない
- セットリストのマンネリ化
メンバーを見る(映る)時間が少ない
- 開始10分は映像が流れて、コンサート3時間のうち1時間は映像や技術に充てられている
- 映像化作品(BD、DVD)に松本潤さんの場面が多い、客席の場面はいらない
- 松本潤さんのソロパートが長い ⇒ 「好意的な意見」にて、実は…の理由があります。
客席から嵐メンバーが見えない
- 2017-2018年開催「united」コンサートにて、グリーンのライトで客席から嵐が見えなかった
セットリスト
- どのコンサートでも、アルバム曲以外は同じ曲ばかりでマンネリ化している
- セトリには松本潤のタイアップ曲が多く、偏っている
- トークが聞きたいのにMCがない、短い
批判的な意見は非常に多くありましたが、感情的にもなりがちな感覚的な部分は省いてピックアップしています。
松本潤さん以外のファンが抱く不満も理解できます。
しかし、その裏には、松本潤さんが嵐メンバーとライブ関係者のことを考えた演出であるから、ということがわかりました。
松本潤の演出への好意的な意見
事実を中心とした記事にするため、好意的・批判的な意見それぞれに、感覚的な部分はなるべく省いてピックアップしています。
メンバーの休憩を考慮したセットリスト
- 松本潤さんのソロの時間が長いのは、メンバーの体力や準備面を考えた優しさ
- ダンスナンバーで体力的にも疲労するのにフルコーラスで、長くステージに立っている
- ソロ終了後は時間稼ぎがないので、疲れていても即着替えて合流している
嵐のドキュメントで以下のシーンがありました。「リーダーがフルコーラスでやってくれないと次までが持たない」しかし、大野智さんは「いやでも俺は半分しかもたない」と。
それだけ、ソロパートは準備面やメンバーの休憩時間確保においても重要であることがわかります。
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他ジャニーズアーティストも採用した演出
すでに述べていますが、松本潤さん発案のムービングステージと巨大モニターは、他ジャニーズアーティストも採用されています。
実績あるということは高評価であったことの証ですね。
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松本潤と櫻井翔の『演出』対談全文
2020年12月21日(月)に日本テレビ系「newszero」(23:00~23:59)内で、櫻井翔さんと松本潤さんの対談が放送されました。
言葉のニュアンスや雰囲気もお伝えできるように、ほぼ原文のままです。
翔潤対談
櫻井翔:これはこれは松本さんw
松本潤:これはこれは櫻井さんw
よろしくお願いします。zeroへようこそw
よろしくお願いしますw
今日はその演出というところに特化して話を聞きたいので、当然僕は知っているところもあるけれど、色々とお答えいただければと思います。
恐らくだけど、多くの人は曲順決めているだけでしょ、この曲はちょっと派手にしよう、そういったことをやっているんでしょって思っている人もいるかもしれない。改めて、どこからどのへんの幅でやっているのかってちょっと説明できる?
コンセプトを考える、セットのデザインを進める、機構物を決める、セットリストを決める、衣装の話をする、映像の打ち合わせをする、その後照明とかを話していく感じですかね。
本当に僕の感覚だと、0から100まで全部を見ているというような感覚だけれども。
演出の幅を広げるために
2000年代の前半から歌舞伎を観たりとか現代劇を観に行ったり、あとはミュージカル観たりバレエ観たり色々なものを見るようになっていたから、例えば歌舞伎だと見得を切るタイミングでスローモーションになるとか。
俺、すごい覚えているのは、東京ドームでバックストリートボーイズ観に行った時に、こっちはなんか”Tell me why~♪”とかなっている時に、松潤がずっとなんかこんなメモ取りながらさ。その頃からなんか、目線としてはコンサートを勉強しに行くみたいな目線があったわけでしょ?
あったね~。一回自分でチケットを取ってアリーナ席で見て、二回目にみんなで見た時にすごく引きで見ていたから、あっこれはチャンスだと思って自分でノート持って。
へぇー!それは知らなかった!
そうそう
ジャニーさんに褒められたことあんの?演出。
一回だけ。Japonismってあったじゃない?あの時にどうだった?みたいな話をしたら、「いやすごい良かったよ」って。それ一回だけだけど、急にまじめなトーンで一瞬黙ったからなんだろうって思ったら、ありがとうって言われて。
伝承がテーマだったからね。でもそれ一回じゃないんですよジャニーさんに褒められたの。二回あるんですよ。
えっ!?
松潤が自分のソロでYabai-Yabai-Yabaiってドームでフライングっていうか、吊られてこう天井歩くMJウォークってやつを松潤がやっているんだけど、ジャニーさんから電話かかってきて、「YOUあれすごい良いよ!上歩くのすごく良かったよ」って言われて。あれ松潤なんだけどな~って思ったんだけど、褒めてもらっているからそのままにしておこうと、ありがとう!結構大変なんだよねってw だから松潤は二回褒められていますw
あっそうなんだwww俺のとこにかかってこなかったけどなwww
無観客配信コンサートを決めたのは
松潤とさ、二人でさ、最後の最後、まぁ2020年の大みそか。これ、無観客アリじゃないかって話をしたのってさ
けっっこう前だよ。12月31日にライブをやりたい、やろうって話をしたのって。2019年のだってその、、1月の活動休止を発表する前だから。
まえまえ
配信のスタイルをとらないと、皆にその日を見てもらうということが叶わないよねっていう話をしてた
生配信ライブに込めた想い
どうなの?いま、心境的に。演出・松本潤として、12月31日のライブっていうのはどんな気持ちで作っているの?
セットリストもある程度決まっているけどさ、この曲のこれ。この感じであっているかなとか、やっぱり2020年休止前にやるライブっていうのは大きいかな。普段だったら、合ってなきゃ合ってなかったで失敗か~ははって笑えるところが結構あるんだけど、今回に関しては、それはしたくないなっていう想いが強いかもね。
演者として、リハやっていて思うよ。松本潤ってロマンチックだなって思う。
ハハハ、何がよ?w
結局のところ、歌はメッセージだから。特に今回は。だからリハやっていて歌いながらなるほどね、そういうことか松潤
気抜いたときにふと刺さってくる歌詞があるよね。
いや、ある。日によってちょっと変わるし。困るよ、本当にああいうのは。
この先さ、例えば後輩たち。俺は何なら、他のアーティストだってできると思うから、そういうなんか他の人たちにさ、演出、アドバイザー的なことは考えていないの?
そればっかりはオファーがないとね。俺がやりたいー!て言ってもどうにかなるもんじゃないから。ちゃんと名前が出て、そこで演出するってなった場合は、嵐の松本としてじゃない作品だったり、自分が演出としてやるスタイルみたいなのが、きちんとないと仕事にならないと思うから。まぁ。それがちゃんと作れれば、とは思ってるけど。
営業ですね?w
営業ですw
ハハハwww
お待ちしてますw
(news zeroが松潤にお願いしていた質問の紙を取り出して)Q:嵐の中で二人の関係性は?
これはね~面白いですね。
え~どうなんだろう、なんか結構、俺は無責任にでっかいビジョンみたいなものを放り投げちゃうからさ、ジャポ(Japonism)の時とかも、このタイミングで日本文化みたいなことを、やっておきたいよね~みたいなとかさ、いわば無責任に放り投げちゃっているのを松潤が色々細かくやってくれているかなって時々思うけど。
僕は、やっぱそのJr.の頃から一緒だったから、Jr.の頃って先輩後輩から始まっているから、すごい兄貴って感じだったし、グループを組んでメンバー同士になった瞬間に、こう、もともとお兄ちゃんだった人が横並びの関係性にどんどんリーダー含めてなっていくっていうことがあって。なんだろうね…一周まわって家族ではないし、友達でもないし、唯一なんかこう。言葉として当てはまるとしたらもう、戦友みたいな。
そうだね。
苦楽を共にして、下手したら死ぬ思いでみたいな、それぐらいの気持ちでやっていた瞬間もある。特別だよね…
スタジオにて
戦友って言ったら何だろう。傷付いた時に手を差し伸べることもあれば、誰かが傷付きそうなときに自分が傷付きに行くこともあったでしょうし、ある種メンバーって特別な関係なんでしょうけど、演出ってことに関して言うと、本当に色々やってくれているんですけど。嵐それぞれの想いだったり、アイデアだったり、吸い上げながら松本はやってくれているので、あくまでその時にお届けしているものは、僕ら嵐、メンバー含む5人が届けたい嵐。見せたい嵐。見てもらいたい嵐。っていうものを、5人の総意としてお届けしているつもり。そのことを、想いを汲み、吸い上げながら松本は演出してくれているところがありますね。
最後に
松本潤さんの演出への評価について、好意的な意見と批判的な意見の両方をまとめてご紹介しました。
翔潤対談の中では、松本潤さんの演出への熱意や、メンバーの期待が伝わってきました。
活動休止前、2020年末の嵐のライブではどのような演出で魅了してくれるのか?楽しみですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。