NTTドコモ独立社外取締役の遠藤典子さん(本名:辻廣/辻広典子さん)は、武田良太総務大臣とNTT澤田社長の会食に同席していた人物です。
遠藤典子さんはカジノ管理委員会委員で原子力推進派のため、世間の声を見ると政府に近い人物とも見られていて注目されていますね。
遠藤典子さんは多くの肩書を持ち、現在4社の社外取締役に就任しています。
この記事では遠藤典子さんが「NTTドコモ社外取締役に就任した理由と時期」「経歴」について深堀します。
▼この記事でわかること▼
遠藤典子がNTTドコモ社外取締役はいつから?
遠藤典子がNTTドコモ社外取締役就任の理由
遠藤典子の他の肩書や活動
遠藤典子の経歴と学歴
遠藤典子さんの夫・辻廣雅文さんは西武ホールディングス社外取締役で他に3つの肩書をお持ちです。経歴についてこちらの記事でまとめていますのでご覧ください。
遠藤典子の夫は辻廣雅文で西武ホールディングス社外取締役|経歴と学歴
遠藤典子がNTTドコモ社外取締役はいつから?
NTTドコモ独立社外取締役就任:2016年6月~
文春:武田総務相とNTT澤田社長が会食していたhttps://t.co/sdKUhAFDVR
“会食に同席したNTTドコモ独立社外取締役の遠藤典子氏”↑この #遠藤典子 って人、原子力やカジノ関連でも登場する胡散臭い人だよね?https://t.co/UfHsPIKhIhhttps://t.co/bKhSCqv3Sy pic.twitter.com/AXPf9fPgB6
— rima (@rima_risamama) March 17, 2021
遠藤典子がNTTドコモ社外取締役はなぜ?就任理由も
NTTドコモ社外取締役就任の理由
経済誌編集者としての取材活動、公共政策研究及び企業の社外役員の経歴を通じて培った豊富な経験、知見を有しているため
NTTドコモ株主総会にて紹介されていました。
ー社外取締役候補者の選任理由
経済誌編集者としての取材活動、公共政策研究及び企業の社外役員の経歴を通じて培っ
た豊富な経験、知見を有しています。また、人格、見識とも優れていることから、業務執行の監督機能強化への貢献及び幅広い経営的視点からの助言を期待し、社外取締役補者としました。
遠藤典子さんの経歴を見ても優秀な人物であることは納得です。
遠藤典子さんがNTTドコモ社外取締役に就任したのは2016年、女性活躍推進法が施行されたのも2016年度です。(法律制定は2015年度)
「2020年までに女性管理職を少なくとも30%程度」と掲げる政府目標に沿うための「優秀な女性」だったことも背景にあるかもしれませんね。
政府目標は「2020年までに女性管理職を少なくとも30%程度」と掲げていますが、元々の管理職は男性中心だったので女性が少ない為、優秀な女性は企業間でも取り合いになっているようですね。
NTTドコモ社外取締役の年収
1800万円(2019年度報酬)
遠藤典子さんはNTTドコモ以外にも3社の社外取締役をされていて、社外取締役の報酬額は合計3380万円でした。
内訳などはこちらの記事で紹介していますのでご覧ください。
NTTドコモ社外取締役遠藤典子の年収は?4社の役員報酬金額は?
遠藤典子の経歴と学歴
生年月日 | 1968年5月6日生まれ(2021年3月現在 52歳) |
---|---|
【最終学歴】
2008年4月~2012年3月 |
京都大学大学院エネルギー科学研究科 博士課程修了 専門:エネルギー政策、セキュリティ・リスクガバナンス |
【学位】 | 博士(エネルギー科学) |
2017年度には研究奨学制度の安倍フェローシッププログラムのフェローに就任し、「日米Nuclear Liabilityにおける国家の役割の再考」について研究されました。
経歴
1994年6月 |
株式会社ダイヤモンド社入社 |
> 週刊ダイヤモンド編集部で小売・流通業、電機・IT産業、エネルギー・環境政策、国際金融、財政政策、産業政策などを担当 | |
2004年4月~2006年3月31日 |
国立九州大学東京事務所長・ディレクター兼務産学連携プロジェクトも担う |
2006年4月~2013年12月31日 |
株式会社ダイヤモンド社 週刊ダイヤモンド編集部副編集長 |
2011年~2013年 |
株式会社フォルマのコンサルティング業 |
> ワシントン・ニューヨーク拠点にて企業及び公的機関のクロスボーダー取引におけるコンサルティング業務 | |
2013年9月~2018年8月31日 |
東京大学政策ビジョン研究センター 客員研究員 |
2015年4月 |
早稲田大学環境総合研究センター招聘研究員 |
2015年5月 |
原子力損害賠償制度専門部会 運営委員会委員 |
2015年4月~2020年3月31日 |
慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科特任教授 |
2016年6月~現在 |
NTTドコモ独立社外取締役 |
2018年7月~現在 |
株式会社アインホールディングス 社外取締役 |
2019年6月~現在 |
阪急阪神ホールディングス株式会社 社外取締役 |
2019年6月~現在 |
株式会社バルクホールディングス 社外取締役 |
2020年1月 |
カジノ管理委員会委員(非常勤) |
> 運営事業者を監督、審査、依存症対策、反社会勢力との関係調査を担う | |
2020年4月~現在 |
慶應義塾大学グローバルリサーチインスティチュート 特任教授 |
現在の肩書と活動
遠藤典子さんの現在の主な肩書は「慶應義塾大学グローバルリサーチインスティチュート特任教授」です。
他に、NTTドコモ含む4社の社外取締役、カジノ管理委員会委員等、9つの肩書を持っています。
慶應義塾大学グローバルリサーチインスティチュート 特任教授 |
カジノ管理委員会委員(非常勤) |
原子力損害賠償・廃炉等支援機構 運営委員 |
Strategic Cyber Holdings LLC Board member(非常勤) |
エネルギー・環境問題に関する女性有識者会議主催 |
4社の社外取締役
NTTドコモ独立社外取締役 |
株式会社アインホールディングス 社外取締役 |
阪急阪神ホールディングス株式会社 社外取締役 |
株式会社バルクホールディングス 社外取締役 |
遠藤典子発表論文・著書
京都大学より学位論文で原子力についての論文「原子力損害賠償制度の研究 : 東京電力福島原発事故からの考察」を発表しています。
2014年に第14回大佛次郎論壇賞を受賞しました。
2013年に岩波書店からも出版されていますが、内容(要旨・要約)はこちらで見ることができます。
遠藤典子さんは原発推進派です。
この著書がきっかけで、原発推進派として活動し、原子力小委員会の委員にも任命されたと言われています。
最後に
遠藤典子さんについて以下をご紹介しました。
遠藤典子がNTTドコモ社外取締役はいつから?
遠藤典子がNTTドコモ社外取締役就任の理由
遠藤典子の他の肩書や活動
遠藤典子の経歴と学歴
遠藤典子さんがNTTドコモ独立社外取締役に就任したのは2016年6月からで、その後3社の社外取締役にもなっています。
メディア、原子力、エネルギー政策に通じる人物で、エネルギー科学で博士課程もお持ちの優秀な人物ですね。
カジノ管理委員会、原子力推進派ということで世間からは疑惑の目が向けられがちですが、ぜひ国の発展のために活躍していただきたいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。