東京オリンピックからの新競技の「空手・形」に出場する喜友名諒(きゆな りょう)選手の演武、かっこいいですね!
喜友名諒さんの流派は「劉衛流」(りゅうえいりゅう)
師匠は世界チャンピオン7連覇の佐久本嗣男(さくもと つぐお)さんです。
劉衛流の空手について「形の特徴」を動画と共に紹介していきます。
▼この記事でわかること▼
喜友名諒の流派
劉衛流の空手とは
流派「劉衛流」の形の特徴【動画】
喜友名諒の流派や師匠は?
中学3年生~ 流派「劉衛流」に入門
師匠は佐久本嗣男
5歳から空手を始めていた喜友名諒さんは中学3年生の時に佐久本嗣男師匠に出会い、それから現在の流派「劉衛流」に入門しました。
喜友名諒さんが佐久本嗣男先生の演武を見た時に「燃えている」と感じて佐久本嗣男先生に師事を仰いだそうです。
この投稿をInstagramで見る
流派は「劉衛流」
空手の流派は「劉衛流」(りゅうえいりゅう)で、沖縄で受け継がれてきた沖縄発祥の流派です。
喜友名諒さんは5歳から空手を始め、中学3年生から「劉衛流」へ入門しました。
「劉衛流」へ入門したきっかけは、中学3年生のときに見学した沖縄劉衛流空手・古武道龍鳳会の道場で佐久本嗣男さんに出会い稽古を受けたこと。
実家のある沖縄市から劉衛流の道場は遠く離れていましたが、自ら選んで通われたということで、向上心の強さを感じます。
「何時間もかけて道場へ送り迎えしてくれた両親に感謝」とインタビューでも話していました。
佐久本嗣男師匠はどんな人物?
佐久本嗣男さんは空手世界チャンピオン7連覇の成績を持ち、ギネスブックにも載ったことがある劉衛流派の空手家です。
この投稿をInstagramで見る
左に映るのが佐久本嗣男さん。
劉衛流は佐久本嗣男さんが入門するまで門外不出の流派でした。
佐久本嗣男さんが4代目仲井間憲孝(のりたか)さんに弟子入りが許されたことで、初めて門戸が開かれました。
佐久本嗣男さんは1956年生まれの現在65歳。
現在、流派も国も超えて世界中を対象にセミナーも開催し、空手家を育てています。
沖縄に行くのは大変ですが、オンラインセミナーを5500円~開催しているので劉衛流に興味ある方は稽古を申し込んではいかがですか?
劉衛流の形の特徴や動きを紹介【動画】
喜友名諒さんの空手の流派「劉衛流」は、沖縄で受け継がれてきた空手です。
系統としては「那覇手」に属します。
「劉衛流」の形の特徴】
形の主な特徴は2つ
- 技が攻防一体
- 技の連続動作が非常に多い
流派「劉衛流」の主な演武形 特徴・動き
主な形は4つ
- アーナン
- アーナンダイ
- オーハンダイ
- オーハン
▽演武の形「アーナン」「アーナンダイ」「オーハンダイ」▽
アーナン
(上の動画 0:00~)
- 劉衛流の特徴的な動きが多い形
- 実践的な動きを正しく演舞することが重要
- ジグザクで前進、喉をつかむなどの動き
アーナンダイ
(上の動画 2:20~)
- 劉衛流で最高レベルとされる形の一つ
- 中国拳法の動きが入っている
- 手数の多い形で、「貫手」、「一足二拳」(1歩進むときに2本突く)の技が多い
- 四方に連続蹴りをするところも難しい
オーハンダイ
(上の動画 5:10~)
- 手数の多い形
- 繊細さとバランス感覚が求められる
- 一歩出る間に「突き」「受け」「貫手」の3つの技を極めたり、同じ足で前蹴りから足刀へ転じる
オーハン
- 手技と全身を一気に連続させる
- 相手にひと呼吸つかさず一気に追いやる動きが特徴
最後の「オーハン」は動画にありませんが、主な形なので、オリンピックの試合でも見ることが出来そうです。
「劉衛流」の起源
沖縄県の仲井間家が宗家。
宗家の仲井間憲里氏が中国で学び、持ち帰った拳法が起源となり、劉衛流の空手となった。
沖縄県にある喜友名諒さんの道場「劉衛流喜友名龍鳳館」では、喜友名諒さんの指導を受けることができます。
道場の情報についてはこちらでまとめています。
最後に
『喜友名諒の流派や師匠は?劉衛流の形の特徴や動きを紹介【動画】』と題してご紹介しました。
- 喜友名諒の流派:劉衛流
- 喜友名諒の師匠:佐久本嗣男先生
【劉衛流の形 主な特徴】
- 技が攻防一体
- 技の連続動作が非常に多い
「劉衛流」は本土では知名度の低い流派ですが、沖縄では有名な流派です。
東京オリンピックから追加された新種目ということで「空手」にも注目が高まっていますし、オリンピックを機に沖縄県以外の人にも劉衛流空手の知名度が高まりそうですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。